演じるな、存在せよ。メソッドの奥義。


18 Oct
18Oct

SCTW.Sの俳優養成コースであるBコースが満席にて開講いたしました!

SCTW.Sサポートスタッフの中井由梨子です!

私は演劇ユニットmosaique-Tokyoの主宰として脚本・演出を生業としています。

㈱Shibuya Cinema Tokyoの製作する数々の作品に携わっていく予定…☆その第一弾が2021年に予定されている新作映画『HALF』なんです。

そのキャストオーディションも兼ねた今回のワークショップ。

無事に審査を通過した10名が、冷たい雨の中、熱い時間を過ごしました!

イントロダクションの時間。皆さん真剣に、講師の秋山監督の講話に耳を傾けています。

写真左から)松谷鷹也さん・杉山宗賢さん・沖崎健司さん

写真左から)橋谷拓玖さん・宮下涼太さん・松浦正太郎さん・福岡瑠璃さん          

写真左から)SCT社長の南翔太、吉木遼さん

          

「演技するな。存在しろ」

秋山監督の一貫した”演じないメソッド”を、初日から徹底的に伝授していきます。

テキストとするのは、ロベール・ブレッソン著『シネマトグラフ覚書 映画監督のノート』です。

ブレッソンが映画人生の中で残したメモ書きの中から珠玉の言葉を集めた本書。

ただし、この本……。超、難解!!!

内容もさることながら、その誌的すぎる文章表現のために一回読んだだけではまったく内容が頭に入ってこないという難書なんです。

それでも受講者の皆さんは今日までにそれぞれ読破し、首を傾げながらもそれぞれに思うところがあったようです。

きっと、全10回が終わるころにはブレッソン監督の映画哲学とも言える世界へ一歩近づけるはず…☆



講師の秋山純は、33年間テレビ朝日に所属し、数々のドラマを撮ってきた超ベテラン映像監督。

代表作は『同窓会~ラブアゲイン症候群~』『陽はまた昇る』『就活家族』『狙撃』など。高橋克典さん主演の『特命係長只野仁』シリーズを長年にわたり監督。数多くのヒット作を手掛けてきました。独立後は㈱JACOの代表取締役として、そして㈱Shibuya Cinema Tokyoの会長として、新しい時代の新しい映像作品へ、果敢にアプローチを続けています。

今日は、2021年に撮影予定の新作映画『HALF』(製作:㈱SCT)のスケッチ台本を使って早速シーンスタディ。

スタジオ内の机と椅子を、台本の設定である税理士事務所に見立てていきなり演じます。

自己紹介もままならないままに、いきなりシーンにあたる。

これが秋山流。

だって、多くの映像現場が「初めまして。よーいスタート!」というくらい、俳優同士の事前の交流がないまま本番に入ることだってよくあるから。

監督や脚本家に何も話を聞けないまま演じて撮影が終わってしまった…ということだってたくさんあります。

だけど、ベテランの大物俳優も、駆け出しの新人俳優も、平等に与えられているものがある。

それが、台本。


台本が与えられること。それは全員、平等なんです。その事実を知ることが、まず大事。

その平等に与えられた本を、どう読むか。

SCTW.Sでは、本に深く深く潜り込んでいきます。それが、最速にして最高の演技を引き出せる秘訣だから☆


‟はじめまして”のメンバーが多い中で、いきなりシーンに当たるというのは勇気のいる挑戦ですが、「上手い」とか「台詞覚えが完璧」とかは求められないのです。


なぜなら、


演じないから。存在するから。


この物語の中に、この設定の中に、自分はどう在るか。


それが深く問われるシーンスタディ。

宿題を残して、明日へと続きます☆


写真)”はじめまして”の相手と体当たりでシーンにあたる沖崎健司さん。

写真)舞台演劇の経験を長く積んできたという福岡瑠璃さん。相手の言葉や行動をしっかり受け止めています。それが”芝居を受ける”ということ。発するより受け止めることを重要視します。







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